田端ふしぎ指圧

特集"

Vol.3 薬の名前のふしぎ

薬剤師のみわです。
三回目のこのコラムですが、毎回堅苦しいものばかりだとツマラナイと思いますので、今日は少し変わった視点から薬を見ていきましょう。今回のテーマは「薬の名前のふしぎ」です。

薬には様々な種類があり、その名前も様々。そして、ダジャレが由来のものがとても多いのです。

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ダジャレ考察

医薬品は、医療現場で医師が選択する医療用医薬品と、ドラッグストアなどで患者様が選択する一般用医薬品に分類することが出来ます。そして、明らかに後者の方で薬ダジャレが多いです。これは患者様が直接手に取るため、分かりやすく興味を持たせるためにこのような薬ダジャレが使われていると考えられます。

さらにいうと、薬ダジャレは製薬会社ダジャレと薬効ダジャレの二種類に分類することが出来ると思います。さっそくですが、その例を見ていきましょう。

製薬会社のおあそび?製薬会社ダジャレ

製薬会社ダジャレはパッと見で分からないものも多く、ご存じでないまま使われている方もいらっしゃるかもしれません。

有名なのは「バイアスピリン」。BAYERが出したアスピリン剤です。
そして「タケプロン」武田薬品が出したプロトンポンプ阻害剤(胃酸抑制剤)ですね。

愛社精神・企業戦略、様々な思いが複雑に絡み合った結果、えーい企業名と薬種とくっつけてしまおうとそのまんまの命名になったのかなと思います。

製薬会社はどこも上場企業なだけあって、意識が高い系ダジャレも多くあります。

骨粗鬆症薬として使われる「ボノテオ」。同じ系統内で一番最初に国内発売されたということで、「ボーン(骨)の帝王」という名前になったと言われています。

そして、シップ薬として超有名な「モーラスパップ」。製造しているのは久光製薬なのですが、「モーラス
で日本を「網羅する」というのが名前の由来だそうです。

企業意識の高みとともに、どんどんダジャレレベルが上がって来ますね。

薬効そのまんま!薬効ダジャレ

名前がそのまま効果を示すものです。先述したように、一般用医薬品に数多く存在します。

…と、今見つけてしまったのですが、デイリーポータルZさんで一般用医薬品の名称に関する素晴らしいレポートがすでにありました。
http://portal.nifty.com/kiji/120605155860_1.htm

でも、もう書き始めたのでやめません。こちらは医療用医薬品に関するダジャレで盛り上がっていきましょう!

「エビリファイ」抗うつ剤です。「エブリファイン」で常に元気!
「アモバン」眠剤です。「あーもう晩」なのでもう寝ましょう。
「グッドミン」眠剤です。「グッド睡眠」で良い睡眠を取りましょう。
「ラキソベロン」便秘薬です。便が「楽にベロン」と出ます。

素晴らしいダジャレレベルですね。大の大人達がこれらをどんなテンションで決定したのか考えると、微笑ましくもなります。

さらに酷いのもあります。

「ミンザイン」眠剤です。
そのまんまやないか~

「ヨーデル」便秘薬です。
そのまんまやないか~~~~~~~~

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いかがでしたでしょうか。素晴らしきダジャレ薬の世界。あなたが使っているその薬も、実はダジャレになっているかもしれません。

医薬品市場はまだまだ盛んで、販売されている数も今現在で3万種類くらいあります。

私はその中からダジャレ薬を探すことを日課としています。また変わったものを発見したら、報告させていただきますね。あっ、別にいいですか。そうですか。

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某大手薬局の、店長・管理薬剤師。 珍スポトラベラーとして全国を行脚している顔も持つ。 TiN:http://zoudazou.blogspot.jp/ ハイエナズクラブ:http://hyenasclubs.org/

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