サービスを提供する側と受ける側が同じ時間と空間を過ごす
手技療法の料金について考えてます。ふしぎ指圧の料金ってことではなくて、マッサージ一般の話です。
この料金って不思議で原価はあんまりかかりません。かかっているのは人件費です。もっと詳細にみると「サービスを提供する側と受ける側が同じ時間と空間を過ごす」という部分がほとんどです。
だから気持ちよく料金を払っていただくには、その部分をもっと一期一会って感じで強化して行くことが必要なんだと思います(茶道でもらなってみようかな…)。ちなみにサービスを提供する側がものすごく忙しかったら、値段は勝手に上がっていきます。
逆に「サービスを提供する側と受ける側が同じ時間と空間を過ごす」というところを外すことが出来ればすごく安くなる。鍼や特殊なカイロプラティックなんかだと、一人のセラピストが同時に二人みたりするようなのもあります。もっと抽象化すると、健康体操を撮影してDVDで売り出すとかそういう方向になりますね。
たぶん、サービスを受ける側としては「腕の良さ」「治療の効果」「立地」などで値段は決まるって思っちゃうと思うんですよね。もちろんそれは重要なんですが、それ以前にこういう原理が働いています。
ちなみにふしぎ指圧の料金を見直そうとしている…なんてことは全然なくて、ただ単にちょっと抽象的なことを考えてみたかっただけですよ。
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斎藤充博
国家資格取得の指圧師。ふしぎ指圧の運営と施術をしています。デイリーポータルZなどインターネットでも記事をたくさん書いています。
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